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高級クラブのホステスに教養や知性は必須
高級クラブで働く上で必要なことは、お酒作りや気遣い、トーク力もそうですが、私がホステスとして働く上で一番勉強したのは教養と社会常識です。
銀座の高級クラブには様々なお客様が来店されますが、政治家や医者、大学教授など時には専門的な知識を多く蓄えた方も来店されます。
なのでそうしたお客様との会話を楽しめるようになることもホステスの基本です。例えば政治家の方とは政治の話をしますし、医者の方とは医療の話をします。
専門知識まで完全に覚える必要はありませんが、会話する上で基本的な教養や知性は身につけなければいけません。
どうやって教養や知性を磨けば良い?
それでは教養や知性はどのようにして磨けば良いのでしょうか?
学校の勉強と違って、一概に「教養や知性」と言っても範囲が広すぎてどのようにして勉強すれば良いかわかりませんよね。
私も最初は勉強の仕方がわからずに、お客様の話に相槌を打つだけで精一杯。
ですが、最初は皆そんなもの。そこから勉強していくかどうかで、人気を獲得して係を任せられるようなホステスになっていくか、ずっと売れないホステスのままでいるかが決まります。
教養や知性は毎日の積み重ね。
机に向かって勉強する必要はなくて、ちょっとのことを毎日続けることが大切なんです。
この記事では、高級クラブで働くホステスに必要な教養や知性の磨き方について解説していきます。
毎日ニュースは必ず見る
まず、毎日ニュースを必ず見ましょう。お客様はその道のエキスパートですが、クラブではひとりのお客様で、専門分野の話の意見交換をしたくて来店されているわけではありません。
なので医療や政治の専門知識を最初からしっかり身につけるよりも、ニュースを見て、今話題になっているニュースや社会問題について知ることから始めましょう。
ホステスにとってニュースや新聞をチェックすることは当たり前。
クラブの中には控え室に毎日各社の新聞を揃えているところもあり、最近話題のニュースや社会問題について知ることは教養を身につける一番の近道です。
誰でも知れるニュースの話題は知っていて当たり前、と考えるところが多いです。
そのことに慣れてきたら、次は政治や医療など、社会の仕組みを1から勉強し始めるホステスも多いです。
私の場合政治の仕組みについてかなり勉強しました。
ホステスを辞めた今では勉強まではしていませんが、毎日ニュースをチェックする習慣は続いています。
読書をたくさんする
読書をたくさんすることも教養を身につけるために必要です。本のジャンルは問いませんが、私は女性としてのマナーに関する知識を身につけられる本を読むことが多かったです。
自分に足りない知識や必要な素養を身につけられるような本をたくさん読むようにすることで、自然とその内容が頭に入っていきます。
書籍を出版されているようなお客様が来店するようなクラブでは、そのお客様を接客するために出版された著書を読む場合もあります。
通勤中や待機中も読書タイム。実は高級クラブの控え室は意外と静かで、待機中のホステスには新聞や持ってきた本を読んでいる方も多いんです。
ホステスに必要な会話術について
ホステスの仕事の主軸は会話です。
お客様の方から話しかけてくれる気さくな方もいますが、無口なお客様もいます。
ホステスはどんなお客様が来店されても、うまく対応し会話を盛り上げることが重要な仕事で、その席が盛り上がらないことはホステスの責任だと言われてるんです。
会話を盛り上げる術を身につけることが必要不可欠。
ですがそれはかなり難しいことで、経験を積まないと身につけられないことばかりです。
なのでここでは、新人ホステスが最初に身につけておきたい会話のポイントについて解説していきます!
言葉遣いに気をつける必要がある
特に銀座などの高級クラブには政財界の有名人や専門家が来店することも多いので、そうしたお客様に失礼が無いように、会話には細心の注意を払わなければいけません。
お客様の中には気難しい方もいて、文法や意味がおかしい日本語や間違った敬語を使うホステスはすぐに嫌われてしまうこともあります。
そのため知識や教養を身につけることと合わせて、丁寧な言葉遣いを意識して、正しい日本語を使わなければいけません。
知識や教養を身につけることは大切ですが、それを美しく披露するために美しい言葉遣いを身につけて会話をしましょう。
クラブによっては多少砕けた言葉遣いをしてもOKなところがあるので、話し方については先輩ホステスの言葉遣いをチェックしてどこまでOKなのか確かめるのがおすすめです。
相手を立てることが重要
お客様に気持ちよく会話とお酒を楽しんでもらうことがホステスの大事な仕事です。
そのためには、相手を立てることが必須。
お客様が仕事で成功された話や自慢話をされたらホステスは褒めちぎりますし、失敗談を話されたらホステスはしっかりフォローします。
お客様の様子をしっかり観察して、お客様が気持ちよく話ができるように受け答えをしましょう。
男性の気分を上げて、仕事にやる気を出させる「あげまん」と呼ばれる女性がいますが、これはまさにホステスに必要な素養なんです。
ホステスの会話術を身につける方法で一番重要なのが経験と積み重ねです。
基本的に高級クラブでは1人のお客様に対して2〜3人のホステスがつくので、常に他のホステスが周りにいる状況が作られます。
他の先輩ホステスの相槌の仕方や会話術を盗み見ながら、その場に合わせて会話をするという経験を何度も何度も積み重ねることで、自然とホステスの会話術を身につけることができますよ。
まとめ
高級クラブのホステスに必要なことは教養や知性を身につけることと、会話術を磨くこと。
そのために新人ホステスがするべきことはこのようになります。
綺麗で正しい日本語を普段から使うことを意識する
相手を立てて気分良くする会話を心がける
机に向かって勉強するよりも、毎日少しずつ教養を身につける習慣作りとホステスとして働き続けて経験を積み続けることが、ホステスとしての必要な技術を身につけることに繋がります。
教養や知性、それから会話術はホステス以外の仕事でも大いに役立ちます。
ホステスになりたい方はもちろん、就活に失敗して悩んでる方も、社会勉強として、女性としての素養を身につけるためにこれらのことを実践してみてください!